238 Antique Turkmen Yomut Chuval Violet アンティーク トルクメン ヨムート ヴァイオレット
¥177,000
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2026年3月29日 21:00 から販売
※販売期間・内容は予告なく変更になる場合があります。
アンティーク トルクメン ヨムート チュバル ローズ
サイズ:124x80cm
19世紀 1880年より以前
アンティーク
美しく深いすみれ色のチュバル。中央に配された9つのギュルモチーフが特徴的なヨムート支族のものです。19世紀のおそらく1880 年より前のもので極めて希少です。
遊牧民は自らの家財道具一式を袋に入れ、らくだのコブにかけて移動して生活してきました。チュバルとはこの袋のこと。テント内につるさげてクローゼットとしても使用されます。
表側はこのような起毛のあるパイルで、裏側にはもう1枚の布がついていて、袋状になっており、上には長い紐がつけられ袋として使われていました。
こちらは裏側の布が袋として残されているオリジナルの状態です。
ビロードのような毛足のとても美しいラグで、おそらく150年以上前のものですが、表側のパイルにはダメージがほぼありません。(袋として使われていた場合は、足で踏まないので傷んでいないものが見つかります)上部の角に破れた箇所を修繕された跡(12枚目)がありますが、ラグとして使う時にはほぼ目立ちません。
トルクメンは赤のラグの印象が強いですが、このシックなすみれ色は珍しいタイプです。
赤の色は主に茜を使って染められますが、藍を多く加えることで深いすみれ色になっています。
そのほか、華やかな緋色、マンダリンオレンジ、濃紺、象牙色の糸が使われています。
どの色も発色が美しく、吸い込まれるような緻密に織られた柄にため息が出ます。
裏側は麻のような手触りの細く紡がれたウールの毛糸で織られた袋が付いています。表と裏の織物を止めている三つ編み部分(13枚目)の緋色と濃紺の色合わせがまた素敵です。
アンティークながら、表側のパイルが本当に美しく、触ると惚れ惚れするほど。毛足が艶やかで滑らかです。大切にお使いいただきたい1枚です。
中央アジアの南西部に位置するトルクメンは、古代から遊牧と農業の発祥の地であり、遊牧民が多く暮らす地域です。西側をカスピ海、周りをカザフスタン、ウズベキスタン、アフガニスタンに囲まれています。
モンゴル、ペルシャ、ヒヴァ、ブハラなど様々な大国に占領され、翻弄されてきたトルクメニスタン。テッケ、ヨムート、エルサリ、サリーク、サロール、チョヴドル、ゴクレンなど多数の遊牧民氏族が存在しました(いくつかは大きな氏族に併合されていきました)。
19世紀後半に帝政ロシアの一部となり、1917年ごろから社会主義の管理に従い、定住化する遊牧民も増えていきました。
欧米では特にコレクターも多く、ここ30年でアカデミックな研究が進んでいるトルクメンのラグ。
1800 年代のものは定住化する前に織られたものが多く、世界的に価格が高騰し、希少なものになっています。
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レビュー
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